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M氏の写真を展示した写真館が開館したのは1987年であり、こうした北海道の田畑が観光資源として意識されるようになったのもこの頃と考えられる。 現在では北海道旅行のパンフレットの表紙にもじゃがいも畑観光とは非日常であるということと、生活空間が観光対象になるということは相反することのように思われる。
しかし、観光客にとって本当に魅力をもつものは住民の生活の中で培われたものである場合が多い。 観光対象そしてショッピングの対象として住民御用達商居、商品、空間こそが人々を引きつける。

たとえば、街中の佃煮屋パン屋、路地そのもの、農村で見られる軒下の干し柿の風景などである。 同時にないほうがいいのか?という疑問も出てくる。
人をもてなす空間である観光地や宿泊施設では洗濯物や家族のおもちゃなどは、観光客にとって興ざめな装置である一方で、同じものが下町にあれば下町情緒を形成する。 結局のところ、その場所に期待する非日常性の質が異なるため、一概に生活臭はないほうがよいとはいえない。
人そのもの、そしてその人との交流その人の生き方、旧い友人を訪ねる旅行も目的地を選択する場合のポイントであり、旅行先では未知の人々との出会、地元の人々を交えて語り合う場の存在も重要になってくる。 地域全体から香り立ってくる生活の魅力が観光地の魅力を形成しているからこそ、どんな人がそこに住んでいるのか、どんな生き方をしているのかということが究極的には観光客を引きつける動機になると思われる。
だからこそ、そこに住む人の生き方、住まい方が観光素材になるとはいえないだろうか。 結局は観光地の魅力は、住民の物質的なものだけではない生活の豊かさによって創られるからである。
「みる」という景観的な部分だけでも、これまで観光対象として意識されてこなかった。 第一次産業、第二次産業と観光との接点が見出せるが、そもそも観光とは地域にある自然や歴史だけでなく、地域にある産業を総合的に提供するという意味で、地域産業を総合化したものだということができます。
つまり、観光はそれぞれの産業のかけ算の6次産業といえよう。 すなわち、あり、本来観光とは地域にあるさまざまな産業によって支えられるものである。
は、どの産業がゼロになっても成立しえないということで等の農村景観が使われている。

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